「アストロ球団」再び 

 上記のような野球界のおかしな体質ってのを実際にこの目で見ると、「アストロ球団」の裏読みができて楽しいわけです。
 「野球界の歴史と伝統」をタテにアストロ球団つぶしを画策する川上哲治(今ならさしずめナベツネか!?)の姿は、かなり多数の野球界の住人にも当てはまる典型例です。そういう意味でも、今この時代に見る(読む)「アストロ球団」は、30年前と現在の球界の体質がほとんど変わっていないことを表していて示唆的です。文字通りアストロ球団は「30年早く生まれすぎた」のかも知れません。
 30年後に生まれた新球団は、残念ながらアストロ球団とはかけ離れたチームでしたが(苦笑)